夏の盛りに山岳渓流を野生な虹鱒を探す釣り旅。
8年ほども前に、本州からとある男性をガイドをしたときの模様は、
当時、連載を持っていたFlyFisher誌に掲載しました。
男の夏旅。
そんなタイトルだったと思います。
強い日差しと気温水温の上がった渓流では
水生昆虫の羽化は少なく、マスの餌となるのは
水面に落下した陸生昆虫となります。
一口に陸生昆虫と言っても、大きさ形は『千差万別』。
これが釣り人に有利に働くと考えられます。
つまり、マスのフライへの選択は幅が広がるわけです。
ただ、どんなフライでも反応するわけではありません。
そのアタリの詳細は、近々、紙面上で…。
北海道とはいえ、どこでもいつでも、大物のニジマスが食いつてくるわけではありません。
この旅では、出来ればビッグドライで60アップの要望だったので、
3日間で何本かの足場の悪い川を遡行しました。
で、ついに…。
ガイドが先にあきらめ気分で、もう、先へ行きましょうと言おうとした矢先に、そのポイントの意外な場所から、ガバッとフライをくわえる大物が現れました。ニジマスの川、ビッグドライの釣りでは、流し方でちょっとしたコツがあります。ここでは丁寧な説明のないゲストでしたが、まさにそれを実践されていました。もしかすると、釣り人の執念だったかもしれませんが・・・。
65だったか63だったかよく覚えていませんが、とにかく巨体で激走と激しいジャンプを繰り返す、野生化したニジマスでした。釣り人は戸沢求さん。湖でもそうですが、著名人の中でもまぁ、ほんとにあきれるくらい大物を釣る人でした。大柄な体躯に似合わず?とても繊細な釣りをする方です。ポイントでのフライの流し方も丁寧。これはとても参考になることもかもしれませねんね。
懐かしいガイド体験でした。また近々・・・。
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