晩秋の空の下、
天塩川の本流、スイングで釣るイトウ。
いわば、釣れない釣り、
チャレンジする釣り、
釣果にこだわらない釣り。
蛇行しながら流れる天塩川中流部。
広く大きな瀬が本流イトウの生息域。
天塩川にはあまり大きなアメマスはいないといわれる。
サイズはともかく、
スイングにアタックするマスがいるのは素直に嬉しい。
これも生粋のネイティブ、
北国の野生。
一時の仲間たちとコーヒーブレイク。
心から温まる飲み物が活力になる季節だ。
アタマを振ってる!
イトウだ、間違いない。
ファイト途中から急に下流へと走り出したイトウ。
遊泳力の強い本流のファイターだ。
砂の重い水底、慎重にやり取りを繰り返す。
なんとか岸へ誘導したい。
婚姻色が残るタイプの雄のイトウ。
体色が濃い野武士のような風貌が印象的だ。
水から上げずに写真、そしてリリース。
いつまでも本流のイトウが釣れることを願いつつ。
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