7月後半から8月、9月初旬と、
低地の川は30度近くなることもあり、夜でも気温25℃とかだと
ニジマスなどはほとんど休むことも難しいでしょう。
冷たい湧水や早い流れが必要で、エサの捕食優先のポジションとは明らかに変わります。
そうすると、夏痩せ個体も増えるわけです。
なのですが、
2022年の今年に限っては、海外からの直接メールやインスタ経由で
何組かのゲストから質問攻めにあい、
事情を聴いて、かつ、こちらの事情を説明して、
山岳部の渓流、アメマス中心でと、受けることにしました。
今回レポートのゲストの方は、英国出身、オーストラリア在住。70代とは思えないほどかなり足腰のしっかりされた方で驚きました。ちなみにボクのゲスト、ご年配の方々はみなさんお元気です。
ご年配の方の話を聞くのは、ボクの密かなガイドの愉しみ。ビジネスのマインドと人間性との境界線を深くご理解されていて、感心しきりの3日間でした。イギリス人ですので、常に面白おかしなジョークが飛んできます。理解半分、愛想笑い半分です。
夏場の渓流、ドライフライで、しかも飛び切り大きなセミで、ドバっと出てくるネイティブのアメマス、しかも一日で良型ばかり10尾近く釣りましたので、大変ご満悦でした。
「なぜ、でかいドライフライなのか?」ということを、川や季節、遡上マスの特徴を説明しながら、体験してもらう事で、体にも、頭にも記憶が残ってくれるはずです。この辺は、新刊本にも説明した通りですね。
「君は、本当のプロだな」
と嬉しいお世辞もいただいたので(紳士は釣りガイド会社も所有)、
「間違って、違法を繰り返すようなガイドに当たらなくて、本当にラッキーだったのですよ、あなたは」
と言うと、そうそう、そうだろう、分かっていたよ。
と笑いながら答えてくれます。
一週間にお一人だけ、なんていう贅沢は許されないのですが、
こんなペースもいいなぁと思ったガイドになりました。
それにしても、もう少し深い話を英語でしたいなぁ。
イギリス人とウェリッシュのせめぎ合いとか、タコ(8本足の)食の歴史とか、冗談交じりでガンガン行きたかったですねぇ。
でも、かなりレベルを落として笑いを作ってくれる英国紳士には、いつも脱帽です。ちなみに、ボクの英語の一番の先生はアイリッシュ。彼は分かりにくい冗談しか話してくれませんでしたが。
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