雄大なニュージーランド南島、
その中でも特に美しい谷が連なる
サウスランド地区でのホストフィッシングツアーのご案内。
詳細はツアーのページをご覧ください。
川はモンスターブラウンで名高いオリッティリバーの最上流部。
ここから3㎞ほどで魚影は極端に減ります。
1997年に初めて訪れてから、この小さな流れに潜む巨大なブラウントラウト
ハンティングのようなその釣りに虜になりました。
当時は人も少なく、自由に釣りが出来ました。
いまは、車止めに他に車がないときだけ入れる、という
ニュージーランド方式の釣り人規制があります。
要するに早い者勝ち。
しかしキャンプは禁止、明るくなってから釣りができます。
定期的にレンジャーが回って来ますから、
発見された違法者はその場でライセンス取り上げ、後日訴追されます。
有名ですよね、釣道具、車も取り上げられます。
余談はさておき…
写真のバンク、草の株の向こうで一匹ライズしていました。
この日は薄曇りで、魚影そのものや影を見つけにくい日、
つまりサイトフィッシングの難しい日ですが、
しかしゆるい流れでライズが頻繁に起きていました。
瀬を発見したら、後方からゆっくり近づき、しゃがみ込みます。
ライズ、魚の位置を確認して、
その上流側1Mほどのところにフライを落とします。
魚の真下流の流れに立ち込むと、
気配で魚は逃げますので、この土手の位置がベストポジション。
なぜわかるかって?
これまでこのライズ・ハント、サイト・ハンティングは、
NZで軽く500日以上の経験があるのです、何百回失敗したことか。
ええと、計算してみると、一日3回の失敗として、
1500回??? ええええええっっっっっ!!!!
と、自分でも驚きますね。ですので、
アプローチの動きは体が染みついている、というわけです。
グラス・シケーダ。体長3㎝くらい。
タソックと呼ばれる細長い草の草原、その中に入ってジジジジッ…と鳴いています。
2月3月の代表的なベイトになります。
あとは、16番以下の小型ビートル類が活躍します。
昔は14番サイズのエルクヘアカディスとかで、バンバン出てきましたが
最近はそうはいかなくなりましたね。
年齢10歳くらいもなるんではないか?というくらい老獪なモンスター。
小さなフライをパクッとくわえました。
2月以降は水位が低く、魚と水面が近いのでドライフライの季節、
と言われていましたが、25年以上も行き来していると、
それも川次第、12月にドライフライに出やすいところもあるし、
2,3月はスレて釣りにくくなっているところもありますので。
ホストの経験と直前のリサーチで、良い場所だけご案内します。
広くて魚影の濃い川、区間は、ウェットフライも面白いですね。
小さく遠浅の湖沼も、南島の醍醐味。岸近くでのんびりとクルージングしているのを狙います。
ツアー後半は一緒にキャンプをするゲストと釣りキャンプ旅。
素晴らしい景色の中でここでしかない体験をしてきます。
朝のコーヒーも、夜のステーキも、質素だけど満ち足りた生活。
日本に帰ってくると、いつの間にか、
エネルギーに満ちた気力が湧いていたのを思い出すのです。
人生は一度きり、いつまでも健康で生きられるか分かりませんが、
よろしければ、ぜひご体験を。
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