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Master Fishcamp

Fishing Report 202105

涼しい日が続いた春も初夏に向かって進んでいます。

今日のレポートは、比較的に早めに進行する落差の少ない渓流。

FishCampのベース地でもある道央~道南エリアの川。

30年以上前からフライフィッシングを楽しみ、学んできた川です。

落札が少なく流域には牧畜の農場が点在、古くからの冨栄養河川。

今でもヌルッとした川ですが、以前はフエルト底でもまともに歩くのは困難でした。


魚種は、ヤマメ、エゾイワナ、ニジマス、そしてブラウントラウト。

25年くらい前は、上流部のごく一部だけで、

その緩やかな細流のプールでは一年中、ライズリングが広がる、

ほんとにのどかなスローストリームでした。

バブアーのショルダーバックにウィンストンの4番ロッド、

雰囲気に浸れる川でもありましたね。

いまならOrvisの古いケーンロッドを使うのも好きです。





この日、5月の終盤でしたが、重いニンフの使用前提だったので

グラファイトを使っています。

8,6ftの4番ロッド。これもOrvisの古いスーパーファイン。

ニンフ前提というのは、この冬はこの辺は雪も多く、冷えた日がずっと続いており、

雪解けがここ10年では一番?なほどで、春の進み方が遅かったので、

ライズはまだだと思ったからです。

じつは、川を見回っていたのも今回で4度目くらい。

ライズを楽しみにしていたのですが…。

昨年、一昨年はすでに広い『鉄板のプール』の尻際では

50㎝前後のいいブラウンがライズを繰り返していました。

一昨年は、お二人をガイドして、簡単に釣れない(でも簡単に逃げない)で

悶絶しながら小一時間も堪能していました。





で、今回は何もなし、雨もしばらく降っていないのにまだ増水中です。

自然河川ですので、思うようにはいきませんね。

ですが、いるのは分かっているはず!なので

プリンスニンフとUVヘアニンフのダブルニンフ、

マーカーも付けますがアウトリガー気味にポジションをとって、

何度も何度もしつこく流します。

深瀬の中央、底に黄色の目立つ大岩があります。

その岩の前後左右が大物の定位置なのですが、

水も多く上層は流れが速いので、なかなか底付近までニンフが入っていきません。

 

タングステンビーズのUVヘアをリードフライ、

そこに3B×1を×2にして、さらに重くします。

ロールキャストでフライ先行で投げます。しなやかなロッドがいいですね。

フライを着水する位置を修正しながら、

フライを流す位置を変えていきます。

すると、何度目かにすっとリーダーが不自然な動きで沈みました。

合わせます。

川底でギラギラと暴れる魚体。

50㎝ほどのブラウンでした。

ドロッパーのプリンスニンフをかじっていました。

別の場所でも45㎝ほどをヒットして、調査終了です。

不意のガイド要請でも、魚が今年もいることが分かりました。

6月の初旬には例年通りライズの季節になるでしょう。


札幌からの一日のみガイドもOKです。

(ガイドは通常は2日以上)

おひとり様、送迎、昼食、タックルレンタル付きで4万円。お二人5万円。

(朝6時出発4時帰宅の10時間コース、移動時間込み)










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