涼しい日が続いた春も初夏に向かって進んでいます。
今日のレポートは、比較的に早めに進行する落差の少ない渓流。
FishCampのベース地でもある道央~道南エリアの川。
30年以上前からフライフィッシングを楽しみ、学んできた川です。
落札が少なく流域には牧畜の農場が点在、古くからの冨栄養河川。
今でもヌルッとした川ですが、以前はフエルト底でもまともに歩くのは困難でした。
魚種は、ヤマメ、エゾイワナ、ニジマス、そしてブラウントラウト。
25年くらい前は、上流部のごく一部だけで、
その緩やかな細流のプールでは一年中、ライズリングが広がる、
ほんとにのどかなスローストリームでした。
バブアーのショルダーバックにウィンストンの4番ロッド、
雰囲気に浸れる川でもありましたね。
いまならOrvisの古いケーンロッドを使うのも好きです。
この日、5月の終盤でしたが、重いニンフの使用前提だったので
グラファイトを使っています。
8,6ftの4番ロッド。これもOrvisの古いスーパーファイン。
ニンフ前提というのは、この冬はこの辺は雪も多く、冷えた日がずっと続いており、
雪解けがここ10年では一番?なほどで、春の進み方が遅かったので、
ライズはまだだと思ったからです。
じつは、川を見回っていたのも今回で4度目くらい。
ライズを楽しみにしていたのですが…。
昨年、一昨年はすでに広い『鉄板のプール』の尻際では
50㎝前後のいいブラウンがライズを繰り返していました。
一昨年は、お二人をガイドして、簡単に釣れない(でも簡単に逃げない)で
悶絶しながら小一時間も堪能していました。
で、今回は何もなし、雨もしばらく降っていないのにまだ増水中です。
自然河川ですので、思うようにはいきませんね。
ですが、いるのは分かっているはず!なので
プリンスニンフとUVヘアニンフのダブルニンフ、
マーカーも付けますがアウトリガー気味にポジションをとって、
何度も何度もしつこく流します。
深瀬の中央、底に黄色の目立つ大岩があります。
その岩の前後左右が大物の定位置なのですが、
水も多く上層は流れが速いので、なかなか底付近までニンフが入っていきません。
タングステンビーズのUVヘアをリードフライ、
そこに3B×1を×2にして、さらに重くします。
ロールキャストでフライ先行で投げます。しなやかなロッドがいいですね。
フライを着水する位置を修正しながら、
フライを流す位置を変えていきます。
すると、何度目かにすっとリーダーが不自然な動きで沈みました。
合わせます。
川底でギラギラと暴れる魚体。
50㎝ほどのブラウンでした。
ドロッパーのプリンスニンフをかじっていました。
別の場所でも45㎝ほどをヒットして、調査終了です。
不意のガイド要請でも、魚が今年もいることが分かりました。
6月の初旬には例年通りライズの季節になるでしょう。
札幌からの一日のみガイドもOKです。
(ガイドは通常は2日以上)
おひとり様、送迎、昼食、タックルレンタル付きで4万円。お二人5万円。
(朝6時出発4時帰宅の10時間コース、移動時間込み)
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