私が担当している雑誌NorthAnglersは、いわゆるローカルの釣り雑誌。
20代後半、最初の連載をするよになった雑誌ですが、
リアルで実践的な情報に特化した雑誌。
他とちょっと違うところが、
一地方誌にして長年販売数を維持してきた大きな理由。
前の前の編集長から、これは変わりませんね。
これは読者のニーズ、「釣れる釣り」を記事にしてほしいと
そんな要望への答えなのかもしれません。
12月発売号(2025・1月号)では2記事担当しておりますが、
一つは連載の釣りキャンプレポート。こちらは初冬のキャンプ風景など軽いタッチで。
もう一つは、内部で「フライ記事」と呼んでいるページ、
「初冬の本流の釣り」をテーマにしています。
かつて撮影許可を申請して撮影したドローン空撮もまじえて、
釣り初心者、ゼロからの解説、ウェーディングでは分かりにくいポイント解説、
狙いはどういった場所になるかを論理的に説明しています。
冬の風物詩なので、個人的にはこれまで20年に渡って
どこかしらで執筆してきましたが、
しかし、呼びやすい呼称がない事に苦慮していましたが、
今回これを、『本流リトリーブの釣り』と記すことにしました。
下流部、汽水域での本流アメマスの釣りは、
「スイング」と「リトリーブ」とを交えて攻略するのがこれまでの説明で、
「本流(あるいは下流域)下りアメマスの釣り」と
呼称して、一括りにしていました。
同じメソッドでイトウも、川によってはニジマスも釣れますが、
今回の記事では、ベーシック編ということもあって分かりやすく、
「アメマスがダントツに面白く、容易、練習と実益の兼ねたターゲット…」
と説明しておきました。
詳しい釣りの内容は、ぜひNorthAnglers誌でご覧ください。
記事の内容は、同時にガイドでゲストに提供する内容でもあります。
毎年初冬のこの、産卵後の『下りアメマス』は釣果が安定していて、
計算のできるガイディングになります。
この手の釣りの解説は、これまで各誌で何度も何度も記事にしてきましたが、
最近はガイドのSNS投稿も増えましたので、
海外からも問い合わせが来るくらいです。
本流アメマスは、ダムの影響がなく海と川とを往来しますから、
総じてサイズが良いからだと思います。
場所とメソッドさえ把握できていれば、
40~60㎝がアベレージ、70,80㎝台も毎年ヒットしています。
野性のトラウトではこれは世界的に見ても十分に大きなサイズです。
慣れていないゲストでも、釣り方、テクニックは伝授して、
その日のうちか、翌日くらいにはヒットし、
群れに当たれば数尾、スレてきたらフライを変えてまたヒット…。
と手ごたえある釣りです。
これは『北海道釣り観光』の大きな資産とも言えます。
今年の秋のゲストも、
「ツーハンドで掛けた中で一番大きかったかも…!」
(残念ながらファイト中にばれましたが)
と、嬉し悔しの釣りをご体験されていました。
春の雪代前にガイドした外国人たちは、
嬉々としてチップも弾んでくれました(ラッキー)。
タックルはツーハンドに不慣れだと一からスタートになりますが、
要約としては、「湖と同じタックル、リトリーブの釣りでよい。」
と言うのが特徴です。つまり湖のリトリーブの釣りをしてきた人なら
技術、感覚、タックル、ほぼ同じで良く、
ビギナーの人にも、道具を揃えやすいジャンルです。
問題はポイント選び。これは経験豊富なプロガイドが必要ですね?
例えば私の場合は、信頼できる執筆活動!というのがあるので適当なことはできない。
「なんとなく」とか、「何回かアソコで釣れた」・・・
みたいな素人じみた曖昧な要素は極力排除するために、
ガイドのない日も毎日のように川に通わなければなりません。
ああ、切ない…(ウソ)
記事もしたワンショット。
今回の生地に記したのは、過去に撮影した空撮写真からです。
どういうところにアメマスが定位しているか、あるいは回遊するかを解説しました。
あまり具体的にウェブで公開するのは、執筆のマナー上アレなので走りの部分のみ。
実績があるのは、カケアガリと障害物です。
常々、川が広いから、ツーハンドだからといって、遠投は必要ないことを言ってきました。
写真を見ればわかると思います。
川に立ち込んだら分からない…という人は、ぜひ雑誌の記事を読んでみてください
サラリと、なるほど!が書いてあります。
フライのタイイングも重要になります。
いつも言いますが、フライは「コレだけ」なんてことはなく
何種類かのローテーションです。毎日同じ釣り場で釣りをしていると、実感するのみ。
釣り人が並んだ中で、自分だけ釣れるのは快感ですね?(笑)
この釣りは、北海道の一部の人だけではなく、多くの人に体験してもらいたい釣り。
北海道の野生ですからね。
そこで来シーズンはワークショップとして、
ガイドサービスとは異なる3日間~のプログラムを用意します。
最初の一尾までフォローするサービス、
『アメマス・スターター・キャンプ』
免許取得の合宿?みたいなものになります。
内容は、キャストから流し方、ポイントの攻略法、フライの選択(巻き方)などなど。
タックルのオールレンタルもございます。
まったくご経験のない方も一度トライしてみてはいかがでしょうか?
オフシーズンですのでガイド時間も短め、料金設定も低めで利用しやすくなっています。
川の選択等は、すべてお任せになります。お宿は指示エリアでお取りください。
オススメをご連絡いたします。
初冬の寒い季節は、阿寒湖温泉など温泉宿が良いのではないでしょうかね?
晩秋から初冬シーズンは11~12月初旬になります。
サケの遡上が落ち着いた川からです。
日程の指定があります。
11月は、(10月)31~3日の連休週末、7~9日の週末が空いています。
平日はまだ空きがありますのでお問い合わせください。
ちなみに早春シーズンは、
3月は、7~8日の週末、14~16日の週末、20~23日の連休週末が空いています。
平日もまだまだ空きがありますのでお問い合わせください。
3日間が基本ですが、2日間でも、4日間でもOK。
料金は2日間で6,6万円~3日間で9,9万円~4日間で13,2万円~になっています。
お得な年間プログラムというのもあります。詳細はこちら。
最寄りの空港は新千歳空港、函館空港、
美味しいものと温泉いかがですか?
どうぞご検討ください。
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