春の風物詩、川と海との出会い、いわゆる汽水=Estuaryのフライフィッシングツアーです。朔可性回遊魚(さっかせいかいゆうぎょ)といわれるトラウト・サーモンは、本来的には海と川とを行き来する生態を持っています。
移動する理由はいくつかありますが、釣り人的には
『より成長をするためにベイトを追うのが汽水域』
と考えてよいと思います。
春はアメマスが成長するために川と海との境界線にやってくる時期。アグレッシブな個体とそうではないのといますが、ポイントなどによって攻略法が異なるという事も重要になります。この季節と、コンディションを増す個体と、それに合わせたフライシステムで挑む、ガイドツアーのご案内になります。道東太平洋からオホーツク海、状況に合わせて回ります。
今年は春の進行が速く進んでおりますので、特に釣りに影響する雪解け=雪代の状況を鑑みて計画を立てます。
4月前半はすでにガイドで埋まっておりますが、3月25日~4月15にくらいまででしょうかね。ぜひこの機会にご体験ください。日程と行程が決まっているツアーですので、通常のガイドよりもリーズナブルな設定です。基本は二泊三日になります。宿泊や食事は各自現地にてご精算ください。(宿等はエリア内で自由にお選びいただけます)
2020年に第一回目、その後コロナで休止しておりました。今年の春も多少の数の変動はあるでしょうが、広い空間でのびのびとキャストをして、その技術の習得と体感を取り戻しながら、ときおりアメマスがゴゴンッとやってくる。本格的なシーズン前の予行練習的な意味合いもあるかなと思います。
ウェーダーはゴアテックス系の物でもOKです。ただし、かなり厚手のソックス、真冬用のパンツ、タイツ等は必須です。ジャケット類も然り。日差しで暖かいかもしれませんが、水温は5度前後なんてことも珍しくありませんので、防寒は万全で。もちろん、一時間ごとくらいには川から上がって休憩しましょう。夏場の止水のようにはいきませんね。
フライパターンは、サケ稚魚などのストリーマー系とスカッドなどを状況によって使い分けます。水温、時期、水の濁りなどなど。
道南~道央エリアのアメマス釣りとはまた違った趣があります。同じ感覚でやると全く歯が立たなかったり、通用したり、汽水とアナドロマス(朔河性回遊魚)は、自然を理解することが攻略のポイントになります。
厚岸コンキリエで遅い昼食が定番。ここでしか食べられないカキやツブ、地の魚などを炭焼きで。安くて美味しいです。
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