今年2023年のガイドシーズン(ハイシーズン)も終了しました。
今年も、おかしな天候で、30℃を超える夏の高温が9月の半ばまで続き、
おかげで魚は大移動の繰り返し、
水面に出て来ない時期が10月の中旬まで続きました。
この季節のガイドは例年、オホーツク海と十勝の一部の川でのみしていますが、
ライズのポイントでライズが無い、
初夏にはライズだらけだった場所も、沈黙が一カ月続きました。
針の筵というんでしょうか、
居ても立っても居られない、そんな気分の日が続きます。
なんとか、釣りが成立するように、
広域を移動したり、ボートを使ったり、
それで二日に一度くらい、ようやくエキサイティングなシーン、
そんな9月10月初旬でした。
紅葉真っ盛り、例年だとポツポツとライズが見える季節ですが・・・(´・ω・`)ショボーン
ちなみに、ガイドに興味のある方に一言。
こういう釣りの状況が悪いと、てき面に来年の予約が入らなくなります。怖いですよ。
不安定ですよ、ガイドビジネスなんて…。
それが、ようやく、いつも通りの秋のライズ河川になったのは、
10月15日くらいからでした。
昨年も同じ時期に予約してくださっていたゲストは、
ドンピシャ!と言っていい、ライズ攻略。
サイズ的には45㎝~ですが、
ヘッド&テールの良型が並んでライズしています。
流れが緩いポイントにクロスで投げますので、
パターンはよく見破られるし、ドラグで沈黙されます。
それがまた、攻略しがいのあるというもの。
手を変え品を変え、なんてしているうちに、
正午ごろに始まったライズは3時過ぎには収まっていきます。
落ち葉が流れていても、流下があれば食いつきます。ほとんど一緒に加えるシーンも
賞味3時間ぐらいのライズショーでしょうか。
秋の釣りは、こんなスローな釣りになります。
たまに、60㎝近いようなのがいて、そんな個体の頭や背中が見えると、
何を隠そう、ガイドが一番興奮してしまうのです。
「やばいっ!デカイのいますよっ!!」
超フラットな場所で、しかも春からスレまくりの大モノですから、
一筋でも二筋でもなかなか攻略できませんが、
(ちょっとでも流れが強いと、ずっと攻略は楽です。道北の川みたいに)
こんな釣りを体験できたゲストはきっと幸せでしょう。
ブラインドの釣りは、ボクのガイドでも半数がそうなりますが(特に8~9月の道北)、
いそうなところに投げて、反応を見る、ドバっと出る、
それなり興奮はあります。
メジャーで測って、1㎝2㎝・・・と記録を付ける・・・。
その方が、北海道らしいとか、フライフィッシング!なんて言葉に踊るわけですが、
目の前に繰り広げられるライズするトラウトとのやり取りの方が、
サイズに関係なく(とはいっても50㎝がらみの良型レインボー)
ずっと面白く、印象に残る、達成感が違う(打ちのめされ感も)。
記録よりも記憶、価値ある一尾と言うやつですね。
秋のレインボーはコンディションの良いものが多く、ヒキもまた格別。静かな川辺でリールの逆転音が響きます。ボグダンの音色が心地よい!
エピックの社長をちょうどガイドした後でしたが、北海道を訪れるゲストにもEpicユーザーが増えてきていますね。曲がりが心地よいと皆さん言いますが、ボクはゴニョゴニョしていますが・・・
この秋は順調に秋の大型カディス(ウルマ―みたいな)10番前後、後、キャンプ地には
ハナバエ?が多かったです。暖かったせいか、10月終わりまで飛び回っていました。
もちろん、秋のヒラタカゲロウ、寒くなってむしろ増えるクモ、ビートル類も健在。小さめの16番前後の出番が増えます。
これは16番のオーソドックスなブラックビートル・パラシュートをくわえた50サイズ。
並んでライズした群れで、二番目に大きなやつでした。十分にファイトをしてくれました。一番の大モノは、一投ですぐに沈黙…。
来年のご予約受けております。ここ数年は遅めが良いですが、日は短くなりますよね。一日釣りをする季節でもないので、のんびり楽しみましょう。+キャンプもおススメ。
10月最後の週あたりになると、釣り人も減り、ライズもほぼあり、正午頃に狙いすませてポイントへ行き、ランチでも食べながらライズ待ち、なんても良いかもしれませんね。
ガシガシと釣り上がりたい方は、9月の道北お勧めします。来年は夏から少し長めに道北シーズンをやる予定でおります。こちらもお早めにご予約どうぞ。
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